小松菜奈は美人か?

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 微妙だな。
 この手の顔を敬遠する男性もいる。

 少なくとも、正統的な美人ではない。
 北川景子とか松下奈緒、石原さとみなどを “美人” の基準に置いている人が見れば、ちょっと外れちゃうだろうな。

 小松菜奈の場合は、目と目の間が離れすぎていて、バランスに欠く。
 太すぎる眉も野暮だ。
 だけど、一度見ると、けっこう心の中に食い込んでくる顔である。

 剛力彩芽とか栗山千明とか、芸能界では(見ようによってはブスっぽい ?)ビミューな美人がもてはやされるような時代になったけど、小松菜奈は「美人か? ブスか?」という二項対立で語られる前に、「現実世界の女性か? 架空世界の女性か?」という奇妙な判断を迫られそうな雰囲気を持っている。

 どこか、ミステリアスなのだ。
 普通の少女のような生活を送っている気配がない。
 だから、ダイハツのムーブのCMに出てくるアンドロイドの少女役がぴったりなのだ。

 人間そっくりに作られた人造人間。
 コンピューターのように、演算能力においては人間をしのぐ知能を獲得しながら、人間同士が交し合う「愛」というものが分からない。

 ダイハツムーブのCMでは、機械の合成語のような声で、
 「愛って何ですか?」
 と叫ぶアンドロイドに扮した小松菜奈が出てきたけれど、あんなアンドロイドの少女にそう尋ねられたら、私なんかうっかり、「じゃ僕が愛を教えてあげよう」なんて答えそうになっちゃう。
 あのCMを企画したスタッフは、ほんとうに小松菜奈の個性をうまく引き出したな、と感心する。

 また、彼女はまだ10代だというのに、年齢を感じさせない。
 年齢を超越しちゃっている感じ。
 ときに、大人の化粧が似合う妖艶さを秘め、
 

 ときに、あどけなく。
 

 一つの個体の中に、年齢もキャラクターもまったく異なる別人が潜んでいるかのようだ。

 それを、意図的に使い分けるのなら、単なる “したたかな女” ということになってしまうのだが、彼女の場合は、「大人/少女」、「人工性/自然性」などという境界を、さしたる意識もなく、自在に行き来している雰囲気を持っている。

 つまり、あどけない笑顔の奥に、本人も自覚していないような無邪気な魔性を秘めている匂いがある。
 中島哲也監督の『渇き。』なんていう映画は、完全にそっちの方を狙った作品で、父親もボーイフレンドも、先生も仲間の女の子たちも見抜けない魔性を秘めた女子高生の役を、かなり自然体で演じていた。

 怖さをまったく感じさせない魔性の少女。
 見た感じでは、そのへんによくいるチョイとかわいい女子高生。
 だから、怖かった、この映画。
 

 同級生の男も女も、大の大人も、みんな惹かれていく謎の少女。
 邪悪な精神というのは、こんなにも美しいのか、という怖さだよね。
 破滅を覚悟でのめり込んでいく男の気持ちがよく分かるのだ。 
 
 存在と非存在の裂け目を泳いでいる女。

 そういう彼女の持ち味を、ファンの人たちは「透明感」などという言葉で表現している。
 確かに、彼女には、戸外を吹く風が身体にぶつかることなく、そのまま通り抜けてしまうような雰囲気がある。


 
 言葉を変えていえば、風が「少女」の形をとった姿。
 ひょっとして、かなりファンになりかけているのかも、… 私も。
  
関連記事 「音楽と映像のミスマッチが生む詩情(小松菜奈主演 映画『渇き。』の感想)」 

参考記事 「胸キュン美女図鑑」
 
参考記事 「美人は目の大きさで決まる」
  
 

カテゴリー: コラム&エッセイ, 映画&本   パーマリンク

小松菜奈は美人か? への2件のコメント

  1. 木挽町 より:

    なるほど。そうですね。美人顔=人気顔とすれば、その時々で流行る顔がありますね。パーツごとにみるとけして美しくはないのに、なんとなく人気の顔ってのがありますね。人気があるからTVや雑誌への露出が多くなり一般大衆に広く知られて次第に違和感は減弱しますよね。私の時代は、小林麻美、手塚里美、あたりかなあ。アグネスラムは今でも神様です(笑)。VWカルマンギアに乗ってるアグネスラムは最高でした。

    • 町田 より:

      >木挽町さん、ようこそ
      女優やタレントの顔に対しては、確かに、時代とともに人々の好みが変わっていくようですね。とても面白いものだと思います。

      木挽町さんがおっしゃるように、「人の目を引くには、ちょっと変わっていた方がいい」ということで、それまでの美人の基準とは異なる女性をCMやドラマで起用しているうちに、その露出度が一定程度高まると、違和感が払拭され、そこで新しい “基準” というのが生まれるのかもしれません。

      アグネス・ラムは、昔のグラビアを今見ても、やはりハッとするほどの可愛さがありませすね。
      それと彼女の場合は、水着姿になったときのプロポーションがきれいですね。小柄な女性なんですが、小顔のために、すごくふくよかな肢体に恵まれているように見えます。はにかみ屋のようで、しゃべりも得意じゃない感じでしたけど、写真で見る限りパーフェクト。
      “雑誌グラビア” の全盛期を象徴するようなアイドルでしたね。
       

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