奥様方に聞く「自分の亭主の嫌いなところ」

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 「熟年離婚」などという言葉があるとおり、定年退職を迎えて、奥様から「離婚話」を突きつけられる旦那さんも増えている。

 それまでずっと一つ屋根の下に暮らしてきた夫婦の間に何が起こったのか。
 「旦那のことが大嫌い」という熟年マダムたちに、その心模様を聞く機会があった。

【町田】 お話し中割り込んで恐縮ですけど、皆さん、ご主人に不満をお持ちのようですが、ずばり何が不満の原因になっているのですか?

【A夫人】 旦那が自己中心的なんです。思いやりがない。女房がじっと耐えているということに対する気遣いがない。

【B夫人】 夫婦喧嘩のときに一番聞きたくない言葉ってのがあるの。それは「俺が外で仕事をして稼いでいるのに、文句があるか !」というセリフ。
 働いているのは自分だけだと思っている。今は共稼ぎのご夫婦も増えているでしょうから、言い返せる奥さんも多いでしょうけど、専業主婦が聴けば、これほど男の身勝手さを表しているセリフはほかにないのよね。
 女房が家であくせくと家事をこなすことは「仕事」ではないのか? 「私が陰で支えてきたからこそ、お前は外で仕事ができたんだろう !」と言い返したくなる。

【C夫人】 だいたい世の亭主族は、男と女の社会的な立ち位置を理解していないんですよ。
 私の例だけど、旦那が定年退職して、年金暮らしになり、お金が乏しくなったとき、何気なく「最近化粧品を買うのも我慢している」と私が言ったら、「俺だって買う物を我慢している」と旦那が言い返してくるの。
 釣り道具が買いたかったのか、CDでも買いたかったのか知らないけれど、女の「化粧品」がどういうものであるかをまったく理解していない。
 旦那のその言葉を聞いて、つくづく力が抜けたんです。「この人は自分の趣味のことしか考えていないんだなぁ」ということが分った瞬間でした。

【町田】 わぁ、耳が痛い。同じことを女房に言われました。

【A】 結局ね、男はみんな女房に「母親」を求めているのよ。「なんでも甘やかしてくれるお母さん」というのが、自分の理想の妻なわけ。
 冗談じゃないわよ ! では「お前は私の父になってくれるのか?」と問うと、父親のような広大な慈悲の精神を持っている旦那など、ほとんどいない。

【B】 男の人は、だいたい、自分が女房に話すことを、女房が面白がって聞いていると思い込んでいる人が多いですね。相手がどんな気持ちで聞いているかを考えもせず、自分の自慢話などをとくとくと話す。
 特に定年退職すると、「昔会社で俺がこう提案したから、会社のプロジェクトがどうなった、こうなった」とか、昔の自慢話を繰り返すから、心の中で「お前はもう終わっている」と言いたくなる。

【C】 そう、そう。あとさぁ、さんまか、タモリか、志村けんにでもなったつもりで、家庭内でギャグを連発しているんだけど、結局はみな、ただのダジャレ。面白がっているのは自分一人。

【A】 そういうのを「明るい家庭」だと思い込んでいる。

【B】 あと、テレビのニュースを見ながら、偉そうに解説したり。
 そんな素人解説を聞くよりも、私はニュース報道そのものを観たいのに。

【C】 ワイドショーなどで、ダメな旦那が出てくると、「こいつバカだなぁ」とかさ。自分はその人間より偉いと思っているところが滑稽。
 こっちがいら立っていないときは、微笑ましいと思うこともあるけれど、いら立っているときは、そのつぶやき自体に腹が立つ。

【A】 そもそも、「俺は女の気持ちがよく分かる」などと話す男ほど、根がいやらしいのよね。
 フェミニストぶった発言をする男は要注意。自分が「女の気持ちを分かっている」というポーズを相手に訴えて「良い男」に思われたいだけ。

【B】 女が求める「優しい気づかい」と、男が考える「優しい気づかい」は、そもそも発想の土台が違うんですよ。
 男は「重い荷物を持ってやる」とか「スーパーに買い物に出る」とか、「朝のゴミ出しをする」とか、そんな行動だけを取り出して、「俺って優しいだろう」と訴えたがるけど、そんなことは当たり前のこと。
 食事が終わって、流しの前で、これ見よがしに食器洗いなどをしてもらっても、「本当はお前がしなければならない家事を、俺が代わってしてやってんだぜ」というふうに感じられて、かえってプレッシャーになることもあるんです。

【C】 そう、そう。そんなことをしてくれるよりも、自分が悪いと思ったときは、素直に反省したり、謝罪してほしいのよね。
 男は、女に謝ると、何か自分のこけんに関わると思い込んでいるのか、謝るどころか開き直って怒り出したりする。
 哀れになるほど見苦しい。
 素直に謝ってくれれば、こちらの気が晴れることだってあるのに、たいてい開き直るからその後もこじれる。

【A】 もっとたちが悪いのは、謝るべきところを笑いで誤魔化して、機嫌を取ろうとすること。「女なんて笑わせておけばなんとかなる」といういい加減さが透けて見えて、自分は大切な存在に思われていなかったんだなぁ … とつくづく惨めな気持ちになるんですよ。

【町田】 浮気が原因で、旦那さんのことを嫌いになったなどということはないですか?

【B】 浮気なんかしたら、それが発覚した翌日に、すぐ離婚手続きを開始するわよ。私は、相手がどんな女かなんか突き止めない。亭主の言い訳も聞かない。ただ、慰謝料の額だけははっきりと決める。老後がかかってくるから。

【C】 私は、浮気をされたことがないから言えるのかもしれないけど、外でモテないような魅力のない男にじっと我慢して、家で支えている私のことをもっと尊重しろと言いたくなる。
 少なくとも、あんたにとって貴重な女なんだから、威張るな !

【A】 だいたいね、とにかく、「俺は女房に優しい」などと思い込んでいる亭主ほど、かえって始末が悪いんですよ。“思い込む” ということは、何か事があったときに反省するチャンスも見逃しているということ。それこそ鈍感な証拠。

【B】 女は一度、その男が嫌いになると、すべてがイヤになってくるんですよ。同じ食器を使うのもイヤ、隣に座って身を寄せられるのもイヤ。最後は同じ空気を吸うのもイヤになってくる。
 だから、世の旦那さんたちに言いたいのは、「靴下が臭いから同じ洗濯機に入れないで」などと言われたら、そうとう嫌われていると覚悟した方がいいですね。

【町田】 わっ、自分なんかもう10年ぐらい前からその状態だ !
【C】 あ、それは気を付けた方がいいですよ。でも、もう彼女の気持ちは定まっているかもね。

【町田】 どういう意味ですか?
【A】【B】【C】 秘密(笑) ……
 
 

カテゴリー: ヨタ話   パーマリンク

奥様方に聞く「自分の亭主の嫌いなところ」 への2件のコメント

  1. 木挽町 より:

    おもしろいですね。ありがとうございます。男らしくない男が増えてきたから女性の不満が増えているのかも。男は働いてカネを稼いで来ればそれでよし。カネは女房にすべて任せて。ドンと構えていればいいと思います。気前良く。肝要に。大きな器で。

    • 町田 より:

      >木挽町さん、ようこそ
      「男らしい男」というのは、奥様に対して自分の非を素直に謝れるような男ということなんでしょうね。
      自分に自信がないと、相手に対する心からの謝罪というものができませんから。
      私に一番欠けているものかもしれません、^_^;

      >>「働いた得たカネをすべて女房に任せて、ドンと構えていればいい」。
      そのとおりですね !
      … というか、これからの旦那は否が応でも、もうそうせざるを得ない時代なのではないでしょうか。
      ま、夫婦円満の秘訣は、「女房が給料を把握していることだ」と言い切る人も増えています。
       

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