アメリカ人から見た日本のキャンピングカー

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彼らが注目するのは軽キャンピングカー

 米国在住の日本人歌手サミー(Sammy Chino)さんが、またまた興味深いアメリカ情報を送ってくださった。
 アメリカ人が感じた “日本のキャンピングカー” について。

 アメリカといえば、世界一のRV大国。
 そのアメリカ人からすれば、日本のキャンピングカー産業など比べようもないほど小規模なもの。
 だから、彼らは日本マーケットにアメ車を売ることは考えても、日本のキャンピングカーがどんなものであるかなど、ほとんど関心がないだろうと思っていた。
 が、どうやら、そうでもないらしい。

 サミーさんの情報によると、アメリカのWEBサイトには、けっこう日本のキャンピングカー情報が載っていて、日本国内のイベントレポートなども動画化され、それがなかなかのアクセスを集めているという。

 ちなみに下記は、今年幕張で開かれた「ジャパンキャンピングカーショー2015」のアメリカ人記者によるレポート。
 題して、「Highlights from the Japan Camping Car Show 2015」。

http://www.gizmag.com/japan-camping-car-show-2015/36232/

 国産キャブコン、バンコン、軽キャンピングカー、トレーラーなど、全部で40~50点ほどの画像で掲載されているが、目立つのは、やはり軽キャンピングカー。
 バロッコ、ラ・クーン、インディ727、テントむし、ミニポップビー、J-キャビンミニなどの画像が続々と登場する。

 一点だけ、アメリカンクラスCが登場するが、それは、その隣にある軽キャンピングカーとの大きさを比較するために撮られた写真らしく、アメリカ人記者は、鼻から自国でよく見るモーターホームなどには関心がないらしい。

 それほど、彼らにとって、日本の軽キャンピングカーは “エキゾチック” に見えるということなのだろう。
 
 WEBレポートに添えられた英文を、つたないながらも訳してみると、
 「日本のキャンピングカーは、ヨーロッパやUSA、さらにはオーストラリアという三大マーケットのものとはとても異なるフォルムをしている。形が小さく、プライスもチープなものが日本マーケットのボトムを形成している。
 日本人は、週末の休みとショートバケーションしか取れないため、このくらいのサイズで十分なのだ」
 … と書いてあるように “感じられる” (間違っていたらゴメンナサイ)。

 ちなみに、軽キャンピングカーは「Micro K-Camper」と表記されていた。
 その説明として、「K-Camper とは Kei-Truck をベースにしたもの」とある。
 「K」って何よ?
 「軽」のこと?
 面白いなぁ。

 で、「キャブコンバージョン」という言葉は、日本で作られた造語なのだが、これはしっかり「Cab Conversion」と表記されていた。
 
 
日本のキャンピングカーイベントも動画となって
アメリカ中に広まっている

 アメリカでは、日本のキャンピングカーショーの様子を伝える動画もたくさん出回っていて、サミーさんがそのうちの一つを紹介してくれた。
 下記は、2008年に開かれた「お台場くるま旅パラダイス」を撮ったもの。

 動画には、「Extremely small campers RV for easy escapes」という説明が付いている。
 なんと訳せばいいのだろう。
 「気晴らし旅行のための驚嘆すべきスモールキャンパー」 
 とでも言っているのだろうか。
 やはり、ここでもカメラが寄っていくのは、ほとんど軽キャンピングカーだ。.
 
 動画タイトルは、「Japanese Campers – MUST SEE .!!!」。
 “必見 ジャパニーズキャンパー”
 
 「必見」のところに、エクスクラメーション・マーク(!)が三つも付いているところを見ると、動画撮影者は、よほど軽キャンピングカーにびっくりしたらしい。
 

  
  
外国人観光客向けのレンタルキャンピングカー
の営業も始まる

 サミーさんが教えてくれた話で興味深かったのは、アメリカ人を中心とした外国人旅行者のためのレンタルキャンピングカーシステムが日本国内に登場していて、
 「日本観光には、ぜひレンタルキャンピングカーを !」
 と宣伝しているという情報だった。

 「えっ?」っと驚いた。
 恥ずかしながら、そういうことをまったく知らなかった。

 会社名は、日本名で「日本キャンパー株式会社」。
 その言葉で検索してみたが、ヒットする日本語サイトは見当たらなかった。
 あったのは、「JapanCampers.com」という英語サイトだけ。

http://www.japancampers.com/

 そのサイトを開いてみると、2014年に設立された会社らしく、東京の豊島区にオフィスを構え、少人数で運営しているらしい。
 どうやら成田空港から車で10分程度のところに営業所があるらしく、そこで車をピックアップするようだ。

 ターゲット層は、日本旅行を計画しているアメリカ人などの外国人観光客。
 その外国人たちに対し、この会社は次のように呼びかけている。

 「私たちのレンタルキャンパーを借りれば、日本の観光地を自分のペースで自由に回れます。日本は世界一安全な国で、危険な動物もいません。
 道路にはたくさんのステーション(道の駅)があり、無料で駐車・仮眠が取れます。それらのステーションにはみなトイレがあり、飲料可能な新鮮な水も飲めます。
 また、コイン式洗濯機がすべての都市で利用できます。
 食品を買うときも24時間開いているフレンドリーなコンビニエンスストアがたくさんあります」

 また、国産キャンピングカーを知らない外国人に対しては、次のような説明を行っている。
 
 「日本のキャンピングカーは、ヨーロッパやUSAのRV車とは少し異なっています。長さはだいたい5m未満。比較的スモールサイズですが、日本人にとっては、それが普通車のサイズです。
 というのは、日本の道路幅が狭いので、そのくらいのサイズがちょうど使いやすいのです」

 ちなみに、料金はどのくらいなのだろうか。
 
 用意されている車両タイプと料金は下記の通り。

 ① ミニチュアキャンパー(ダイハツ&スバル等の軽キャンピングカー)
 就寝2名 ¥4,200~/day
 
 ② ミッドサイズキャンパーバン(マツダボンゴ・フリートップ)
 就寝 5~8名 ¥5,600~/day

 ③ ビッグキャンパーバン(ハイエースとキャラバンのバンコン)
 就寝 3~4名 ¥6,900~/day

 ④ モーターホーム(カムロードのキャブコン)
 就寝 5~7名 ¥15,900~/day

 料金が少し安いように感じられるが、「~ (from)」と断りがあるので、シーズンやその日のレイトなどによって変わるのだろう

 とにかく、海外の人たちが日本のキャンピングカーに興味を感じ、それを使ってビジネスまで始めているということに驚いた。
 日本のキャンピングカー産業も、いよいよグローバル化の波に洗われていきそうだ。
 
 
サミーさんからのアメリカ情報 

「Pet Camper」

アメリカンRVの過去、現在、未来
 
自動車が美しい怪物であった時代
 
ランボルギーニ・ディアブロ

Sammy Chino 「サクラ De ブルース」

 
   

カテゴリー: campingcar   パーマリンク

アメリカ人から見た日本のキャンピングカー への3件のコメント

  1. より:

    軽キャンは欧米からしたら驚きのエキゾチックローカル仕様でしょうね。
    キャンピング車ではありませんが、昔ホンダCR-Vに乗っていた頃USから来た女の子に「ちっちゃくてかわいい」と言われ(一応3ナンバーなんだけど..)と思ったことがあり、その感覚からするとカムロードクラスのキャブコンもカワイイ部類に入るんだろうなと思っています。

    そしてインバウンド対応は2020に向けて興味があるため少々調べてみたところ、少なくとも外国語対応したレンタルが5,6社ほどはありそうです。キャブコンクラスまで揃えているところは少ないですが、ワンボックス内にフラットなベッドをしつらえたようなタイプが多いですね。
    世界中のレンタルRVリンク集なんてものがあり、そこに日本のレンタル会社一覧もありました。
    http://www.allmotorhomerentals.com/JapanRentals/

    • 町田 より:

      >雷さん、ようこそ
      聞くところによると、ヨーロッパあたりからは、最近は日本の軽キャンピングカーがエココンシャスな省資源型RVとして認知されてきたらしいのですが、まだアメリカ人にとっては、キュートなエキゾチックローカルCARなんでしょうね。アメリカ人の「驚き」の中には、賛嘆といくぶんかの苦笑が混じり合っているような気もします。

      外国人観光客のために、レンタルキャンピングカーを整備しようという意向は、RV協会さんの中でもあるようです。現に今の会長さんがこのブログのインタビューで、そう発言されていました。

      ただ、相手は日本人の利用者とは違いますから、日本の交通環境や宿泊場所に対するガイダンスなどをどう付加するのか。そういう課題は残るでしょうね。

      外国人も、公共交通機関で行く観光地情報はしっかり用意してくるでしょうけれど、レンタルキャンピングカーを利用して行ける簡単な英語等の観光案内も用意してあげれば親切かもしれません。キャンプ場情報なども大事であるように思います。

      また、キャンピングカーの扱いに慣れている欧米豪の人たちはいいでしょうけれど、アジア圏の人の中には、まだキャンピングカーの未経験者もいるでしょうから、英語、中国語、韓国語、タイ語などの簡易的な操作マニュアルのようなものも必要かもしれませんね。

      いずれにせよ、インバウンドを意識したレンタルキャンピングカーシステムは、車両を用意するだけでなく、そういうソフト面での準備が必要になるかと感じます。
       

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