MCI トレックス「レブコン6×4」

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こんなキャンピングカーもあったんだ !  (第1回)
 
地平線をめざす大地の王者

レブコン 6×4
輸入元 MCI トレックス
1997~2000年情報 
 
 

 
 
 まさに、「こんなキャンピングカーもあったのか !?」という驚きのため息を誘う威容。
 猛々しい威圧感を伝えるその体躯。
 ボディが白塗りでなく、カーキ色であったなら、軍用車両に見えてもおかしくはない。

 それでいて、造形美を感じさせるボディ形状。
 運転席の後ろに伸びるシェルそのものが雄大であるばかりではなく、何よりも後輪2軸のリヤタイヤが、大地を蹴っていくときの力動感が伝わってくる。

 この車の実物を見た日本人は少ないだろうし、おそらく、キャンピングカー雑誌でレビューが書かれたこともないに違いない “幻のモーターホーム” 。
 その名は「レブコン6×4」。
 1997年に、日本のMCIトレックス(エム.シー.アイ トレックス)という輸入車ディーラーが導入したクラスCだ。

 全長9.69m。
 全幅2.45m。
 全高3.21m。

 ベースシャシーはフォードF350 4×4。
 それを40インチほどストレッチアウトしてロングホイールベースを実現。

 ボンネット前にはグリルガードと、9000ボンドの電動ウインチが突出し、バンクの先には5連サファリライトが並ぶ。
 後輪のダブルホイールは、2軸目が “引きづり” のように見えるが、2000年モデルとなってからはトレーラー用の電気ブレーキを装着して、制動能力も確保しているとのこと。
 
 足回りも強化されていて、フロントには、ビルシュタイン製ショックアブソーバー。リヤはエアバッグサスペンション。
 それにリミテッド・スリップデファレンシャルが付く。

 さらに、4kW発電機のほか、250Ahサブバッテリー、53wソーラーシステムなど、搭載されている電装機器も当時としてはハンパない。

 巨体を誇る室内には、4人掛けと8人掛けの二つのダイネットが収まり、水洗トイレとシャワー室、大型3ウェイ冷蔵庫、ツインルーフエアコン、冬季用タンクヒーターなどの快適装備も満載されている。

▼ 豊かな居住性を実現した結果、運転席・助手席の後ろにも、
さらに二つのキャプテンシートが並ぶ


  
▼ この写真は1997モデル

 
 
 ノーマル状態では6×4だが、希望があれば、軍事用の6輪駆動もオーダーできるとか。
 もっとも、6輪駆動にしたからといって、日本ではそのありがたみを享受できるような路面は皆無に等しいだろう。
 どっちみち、この巨体では、林道に分け入っていくようなことも不可能なのだから。
 
 外観や装備類などから見て、完全なオフロード仕様なのか? と思いきや、精悍なアルミホイールに、ホワイトレターのタイヤなどを履かせているところを見ると、「けっこうオシャレ感を大事にしているな」という輸入元の計算も見え隠れする。

 そもそも、どういう顧客層を想定したモーターホームだったのか。
 説明によると、アラブの “石油貴族” たちを対象にした遊びの車らしい。
 しかし、アメリカのレスキュー隊に評価されたことをきっかけに、欧米の富裕層の心もがっちりと掴み、一時はかなりのブームを巻き起こしたという。

 ごっつい感じの外装に比べ、内装は意外とセンシティブで、色使いも明るくてさわやか。
 リヤダイネット部には、ちょっとオシャレな化粧コーナーがあったりして、同乗する女性の心を魅する気配りも忘れていない。
 妻、子供たちを乗せるファミリーユースを意識した内装デザインのように思える。
 
 


 
 
 しかし、基本は “男のモーターホーム” 。
 それも、所有して、実際にオフロードで遊ぶというよりも、日本で使う限りは、眺めていて悦に入るというタイプの車だという気がする。 

 2000年当時に掲げられたプライスは2,000万円。
 “おもちゃ” にしてはそうとう贅沢な価格かもしれないが、少年の気持ちを忘れない大人の男なら、ちょいと憧れるのではなかろうか。
 
 

 
 
 この車を導入したMCIトレックスという会社は、今はもうないようだ。
 ネットで検索してみたが、その会社名に該当する情報は何も見当たらなかった。
 
 
REVCON information
 
全長9690mm×全幅2450mm×全高3210mm
乗車定員9名/就寝定員4名
ベース車 フォードF350 4×4
V8 ガソリン
排気量7500cc
最高出力 245ps/4000rpm
最大トルク 55.3kg-m/2200rpm
ミッション 4速AT
駆動方式 4WD
コーチビルダー ㇾブコンモーターコーチ
 
 
PS レブコンの画像発見 !! 
興味ある人は必見

米国在住の日本人シンガー サミーさんが、このblogを読んでくださって、さっそくレブコンの画像を送ってくださいました。
オフロードを悠然と走る雄姿。
外形の精悍さと好対照を見せる室内の優美なつくり。
製造工程から、RVジャーナリストのレポートまで。
この動画( ↓ )だけで、すべてが分かります。

詳しい解説はこちらを ( ↓ )。
http://www.revcon.net/

ついでに、画像もたくさんあります( ↓ )。




 
  

カテゴリー: campingcar   パーマリンク

MCI トレックス「レブコン6×4」 への4件のコメント

  1. 木挽町 より:

    これまた最高にかっこいい。アメリカのいい時代を彷彿とさせますね。高級なモーターホーム?ってことで、たしかGMもミシガン州ポンティアックでも似たようなのを作ってた記憶があります。バッジはGMC?だったかなぁ。Truck&Bus(Coach)だったかなぁ。モールディング部品のメッキがいいんですよね。光に厚みがあるというか。メラメラ感が圧倒的に違う気がします。雰囲気があるし。日本のメッキ部品とは明らかにひかり方が違っていいんですよね。

    • 町田 より:

      >木挽町さん、ようこそ
      >>「カッコいい !」
      木挽町さんなら、きっとそうおっしゃるような気がいたしました。
      いやぁ、この車、私が見てもカッコいいと思いますもん。

      「大人の男のおもちゃ」としては最高じゃないですかね。
      とっても買えませんけれど。
      もっとも、買っても置く場所もないですが。

      向こうの車のメッキの光り具合って、何がそんなに違うんでしょうね。
      厚みなのかな。
      メッキって、薄いとチープ感が漂って、成金趣味的になりますけど、しっかり盛られたメッキはセクシーですよね。
       

  2. この車一度だけ実車を見たことがありまして「品川ナンバー」が付いてました。
    たぶん、芝浦あたりにでも車庫がと思ってオーナーに話を伺ったら、自宅&車庫は「六本木」とのお答えが。。。。

    • 町田 より:

      >わたなべたつお さん、ようこそ
      実車をご覧になったのですか。
      それはうらやましい。
      この車、写真でしか見たことがありません。
      それも、ディーラーの社長さんが「現地で撮ってきた写真」ということで、こちらが本当に見たい部分の画像はなかったんですよね。

      そのオーナーの方、今でもお持ちなんでしょうかね。
      実物を見てみたいと思います。
       

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