男のキャンピングカー1人旅の極意(マンボウEizo Special)

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ロータス相原栄蔵会長の
マンボウ「Eizo Special」拝見

  
 
 男がキャンピングカーで1人旅をするというのは、やはり “男のロマン” だという気がする。
 汽車の旅ではなくて、
 船の旅ではなくて、
 乗用車の旅ではなくて、
 やっぱり、キャンピングカーだからこそ、男の1人旅が “詩” になるんだな。

 なぜか。

 それは、帰るべき場所、すなわち「家」だとか、「部屋」だとか。
 それを丸ごと引っ張って旅するわけだから、逆に「帰るべき場所」がないということなるんだよね。
 
 海を見下ろす駐車場に停めたキャンピングカーの窓から、水平線に沈む夕陽を見つめる。

 それを眺めている場所が、その日の「家」なんだよ。
 自分が帰る場所は、もうそこにしかないわけ。
 ちょっとさびしいだろ?
 でも、それは、とっても心地良いさびしさでさ、そこから “詩” が生まれてくるんだね。

 詩は、放浪の産物なの。 
 詩というのは、故郷を喪失した人の嘆きだから。
 
 
「1人旅の達人」が明かす秘伝の “くるま旅” 術  

 今回は、男のキャンピングカー1人旅の “達人” をご紹介しよう。
 株式会社ロータス&ロータスRV販売の会長である相原栄蔵さん(写真下)である。


 
 相原栄蔵さんといえば、いわば日本のキャンピングカー産業の創始者だ。
 国産キャンピングカー業界は、みなこの相原さんが1980年に主催した「キャンピングカー製造研修会」に参加した人々によってスタートを切ったようなもの。
 そういった意味で、相原さんが存在しなければ、日本のキャンピングカー産業は、今のような発展を遂げていなかったかもしれない。

 その相原さんは、現在後継者に会社運営を任せ、キャンピングカーで日本全国を回る、きままな1人旅を楽しんでいる。
 この2015年冬で、御年79歳。
 愛車は、自社開発したライトキャブコンの「マンボウ エグゼ」。
 しかし、その車内は、標準モデルとはずいぶん違う。
 長年の旅の経験を生かした独自のアイデアを満載した仕様になっているからだ。

 特別仕様車の名は、「マンボウ Eizo Special(エイゾースペシャル)」。
 その車内の装備類などを解説してもらいながら、1人旅の “究極の極意” をご教授いただいた。



 
 
夫婦の2人旅と、男の1人旅の違い
 
【町田】 相原さんの1人旅は業界的には有名ですけれど、もうどのくらい続けてこられたんですか?
【相原】 10年以上になりますね。
【町田】 最初はやはり奥様と出かけられていたんでしょう?
【相原】 今だって、夫婦で旅することもありますよ。

【町田】 夫婦の2人旅と1人旅では、何がいちばん違うんですか?
【相原】 僕の場合は、趣味があるからね。その趣味に家内を巻き込んでしまうと、相手も退屈してしまうだろうし、こっちも気兼ねするから、思う存分遊べないということは出てくるでしょうね。

【町田】 趣味って、どういうものなんでしょう?

【相原】 僕の場合は、まず一つは温泉めぐり。
 これはカミさんも好きだからいいんだけど、もう一つはね、田舎の古民家を見るのが好きなの。
 地方に行くと、茅葺き屋根の家が連なっている古民家集落みたいなものが、いろいろあるじゃないですか。
 そういうところに行くと、その近くの泊れる場所を探して2泊も3泊もすることがあるんですよ。
 朝な夕なにその周りを歩き回ってね、そういう家々の写真を撮ったりするのが好きなんだね。
 そういうものを写したアルバムが、もう三つも四つも貯まっているよ。

【町田】 そういう旅だと、奥様が退屈してしまうというわけですか?

【相原】 家内は家内で、別の愉しみがあるからね。やはり女の人は、自分の友だちなどと一緒に旅行する方が、おしゃべりが楽しめるんだよね。旦那の隣で田舎の家なんかを眺めていても、面白くないんだろうね(笑)。

【町田】 じゃ、見物するものの趣味が違って、ケンカになったりすることもあったとか?(笑)

【相原】 それはあったよ。だけど、あれも不思議なもんでね。昼間お互いに機嫌が悪くなっても、夕方一緒に温泉に入って、湯上りに一杯飲んでしまうと、自然に元に戻っているんだよね。
 家では2日も3日も口をきかないこともあるけれど、キャンピングカー旅行をしていると、仲直りが早いんですよ。行く先々で変化があるから、お互いに気分転換のサイクルが早くなるんじゃないかな。

【町田】 そういう古民家集落みたいなものは、事前に調べてから行くんですか?

【相原】 いやぁ、行き当たりばったり(笑)。事前にネットなどで調べればいいのかもしれないけれど、そうすると、逆に「そこに行かなければいけない」という義務感のようなものが生まれて、窮屈になるじゃないですか。
 それに、わざわざ調べなくても、田舎道をトロトロ走ってごらん。そういうところは至るところにあるから。

【町田】 すると、「あ、古民家だ !」と思ったら、そこで車を止めて?

【相原】 そう。そこが田舎道のいいところなんだよ。交通量が多いと、そういうのを見つけて写真を撮ろうと思っても、すぐに車を止めるような余裕がないでしょ。
 ところが田舎道だと、写真を撮るぐらいなら、ちょこっと路上駐車しても他の車に迷惑がかからないからね。

▼ 愛車の「マンボウ Eizo Special」の中でくつろぐ相原さん

 
 
シニアの1人旅は、まず健康管理に注意
 
【町田】 そういう旅行の場合は、休憩したり、仮眠したりするところは、だいたい道の駅になるんですか?
【相原】 そうとは限らない。地方に行くと、キャンピングカーをちょっとだけ止めて仮眠できるようなところが至るところにあるんですよ。公園の駐車場とか、展望台の駐車場とかね。

【町田】 管理者に許可を取るんですか?
【相原】 もちろん管理者がいるようなところでは、挨拶をするけれど、地方の駐車場などは、管理者どころか、車の姿も見えないところばっかりだから(笑)。そんなところで1時間ぐらい仮眠しても、誰にも迷惑をかけない。

【町田】 1日の走行距離を決めていらっしゃいますか?
【相原】 いやぁ、特に … 。でも、夜は走らないですよ。僕はもう79歳になるから、長時間乗っていると、目が疲れてくるんですね。だから、夕暮れが近づいてきたら、泊る場所を探し始めます。

【町田】 79歳というのはすごい ! 僕らシニアの “1人旅派” の目標ですよ。
 だって、65歳過ぎるくらいから、認知症のせいなのか、高速道路を逆走するような老人が増えているというじゃないですか。
 相原さんみたいなしっかりしたシニアドライバーがいるということは励みになりますね。

【相原】 いやぁ、僕だって気をつかっているよ。スピードは極力抑えたり、車間距離を空けたりね。
 もう、いつ何が起こるか分からない年齢だと自覚してね、運転中は気を引き締めていますよ。
 だから、泊る場所は暗くならないうちに探しておいた方がいいんです。暗くなると視界も悪くなるし、心理的にもあせるから、ろくなことが起きない。


 
 
泊るのに最適な場所の条件

【町田】 そういう場所は、走りながら探すんですか?
【相原】 そうです。それも一ヶ所だけではなく、いくつかの候補地をあらかじめ探しておくのね。
【町田】 それはなぜ?

【相原】 道の駅でも、公園の駐車場でも、あるいは温泉の駐車場でも、キャンピングカーで泊るときは、車を止める位置というものがすごく大事になるんですね。好位置をキープするには、いくつか回ってみて、理想の駐車スペースがあるかどうか、検分しておかなければならないんです。

【町田】 どういう場所がいいんでしょう?
【相原】 まず、地面がまっ平になっているかどうか。地面に傾斜があると、どうしても寝るときに気持ちが悪くなるんですね。
 次に、自分の車が出やすい場所が空いているかどうか。僕の乗っているマンボウはサイズがそれほど大きくないから問題ないけれど、少し大きめのキャンピングカーの場合は、左右を他の車にぎりぎりまで寄せられると、出るときにハンドルが切れなくなることもあるでしょ? それは避ける。

【町田】 ああ、よく分かります。それはそうですね。
【相原】 それと、やっぱり車を停めるときは、トラックエリアと乗用車エリアはしっかりと分けなければだめね。
 ときどきトラックエリアに停まっているキャンピングカーもいるけれど、大きな輸入車ならいざしらず、5m×2mぐらいのキャブコンだったら、乗用車エリアの少し離れたところに停めればいいんですよ。
 それは、キャンピングカーを停めるときのルールだね。

【町田】 確かに、自分が乗用車で旅していたら、隣に大きなキャンピングカーが割り込んできたら、威圧感を感じますものね。少し離れたところに停めるというのも礼儀かも。
 
 
長旅で大事なのは電気の確保

【相原】 あと、停める場所を探す時に大事なことは、いざというときに発電機を焚いても大丈夫かどうか。
 AC電源の取れないところをずっと旅していると、走行充電だけではサブバッテリーが満タンにならないんですよ。
 もちろん、ソーラーも付けているけれど、曇りや雨の日が続くと、ソーラーからチャージすることもできなくなる。
 そういうときは、ジェネレーターに頼ることになるんだけど、やはり音が出るものだから、近くに民家があったりしたら、発電機はかけられないでしょ。
 また、乗用車で車中泊している人たちのそばでは使えない。
 だから、発電機を使えるような駐車場なのかどうか、キャンピングカーで泊るときは、そういう見極めも大事になりますね。

【町田】 発電機はどこに積んでいるんですか?
【相原】 ボディ右側の後ろだけど、室内からセルスタートとストップできるようにしてあります。
【町田】 エアコンなどは、発電機を使って?

【相原】 いや、サブバッテリーは三つ積んでいるんでね。ソーラーが機能していれば、サブバッテリーを優先して使います。
 さっき言ったみたいに、曇りの日や雨の日が長く続いたときは、発電機に頼りますけどね。
 でもね、エアコンだって、ずっと回しているわけではないからね。
 温度設定をしておけば、適当に点いたり、消えたりしているから、消費電力はたいしたことはないんです。

【町田】 冬場の暖房は、やはりFFヒーターということになるんでしょうね?
【相原】 いえ、この車にはFFヒーターは付けていないです。なぜかというと、エアコンの暖房を使うから。

【町田】 暖房の場合は、消費電力が増えません?
【相原】 たいしたことはないですよ(笑)。やはり温度設定をしておけば、車内が温まると自動的に消えるから、夏場のクーラーとそれほど変わらないです。
 それに、FFヒーターは乾燥しすぎて、僕みたいな年よりは、足がかさかさになっちゃうのね。
 だから、エアコンをひとつ積んでおけば、夏も冬も快適です。

▼ エアコンの室外機

 
 
健康保険証とお薬手帳は必携

【町田】 このマンボウ「Eizo Special」の車内を拝見させていただくと、ずいぶんいろいろな工夫が施されていますね。天井から吊るされているネットは、帽子入れですか?
【相原】 そう。僕は帽子が好きだから、いろいろな帽子をここに載せておくんですよ。つぶれなくていいしね。
 その手前のヒモは、洗濯物を乾しておくヒモです。

【町田】 洗濯はコインランドリーで?
【相原】 そう。田舎を走っていても、町の中に入って行けば、今はコインランドリーはどこにでもありますからね。
 で、ランドリーで洗濯したら、もうそのまま洗濯物は車に運び込んで、このヒモに吊るすわけ。
 そうしておけば、天候に関係なく、走行しているうちに車のエアコンやヒーターで自然に乾くでしょ。そうすると、ランドリーの乾燥機を使っている時間も節約できるからね。

【町田】 テレビのモニターも大きいですね。これなら一人で車内にいてもゆっくり楽しめますね。
【相原】 でもね、地方に行ったら地デジを見られる場所は30%ぐらいだね。それ以外はBSしか入らない。だからBSアンテナを付けています。
 それに、僕はあまりテレビは観ないのよ。お酒を飲むときのBGMみたいな使い方ですね。

【町田】 お酒は何を飲まれますか?
【相原】 基本は焼酎ね。それをオロナミンCで割ったり、コーヒーで割ったり。そのときの雰囲気で、いろいろな飲み方をしますよ。
 でも、氷があれば単なる焼酎のロック。それがいちばんおいしい飲み方だね。

【町田】 焼酎は芋系ですか?
【相原】 ほとんどは芋系ですけど、麦系でも、そば系でも。
 ただ米系だけは飲まない。米の焼酎ってあるでしょ。それは僕自身の病気の関係もあって避けています。
 僕、糖尿病なんですよ。その病気に米はよくないといわれるもんだから。

【町田】 病気を持った人の長期の1人旅って、けっこう健康管理が大切になりますよね。どういうことに気をつかっていらっしゃいますか?

【相原】 早寝早起き。そしてカロリーコントロール(笑)。
 あと、やはり健康保険証は必携ですよ。それと、持病の診断書やお薬手帳のようなものもすぐ出せる状態にしておいた方がいいでしょうね。
 僕の場合は、万が一のときに地方のお医者さんに見せられるように、そういうものは免許証といっしょに肌身離さず携帯しているんですよ。
 そうすれば不意に倒れたって、「この人はどこに住んでいる人で、倒れたのはどういう原因で … 」ということが即座に分かってもらえるでしょ。
 それは、年寄りの旅行の基本的な心構えですね。
 あとは運動。
 僕はね、食前と食後に15分から30分程度歩くようにしているんですよ。体に溜まったカロリーを消費させるためには、歩くしかないと思っているのね。旅行中も、1日1万歩から1万5千歩ぐらいは歩くよ。

▼ 「食前・食後の散歩は大事だよ」と語る相原さん

 
 
不燃物はハサミで切り刻んで捨てる

【町田】 食事は、スーパーの食材を買って、電子レンジでチンしたりして、車内で済ますことが多いんですか?

【相原】 もちろん電子レンジを積んでいるから、そういうこともできるけれど、僕はなるべく行った先の食堂とか、居酒屋とか、レストランで食事をするようにしているんです。
 その方が、その地方の人々の生活がよく分かるでしょ。
 それと、旅をする人間は、そういう形で、地元経済に多少の貢献するべきだと考えているのね。
 さらに店のマスターにさ、「ここの料理はおいしいね、東京でもなかなか食べられない」などと感想を述べてあげれば、地元の人だってうれしいじゃないですか。
 そういうのも、旅のエチケットだと思っている。 

【町田】 じゃ、車内のカセットコンロを使う頻度もそんなに高くないんですね。
【相原】 コンロはお茶を煎れるお湯を沸かすぐらいだね。だから、一本のカセットガスが1年ぐらいは持つよ。
 あと、インスタントラーメンを食べるときにもお湯を沸かす。
 というのは、たとえば目的地の温泉にたどり着いても、遅くなるとそこの食堂が閉まっていることもあるじゃないですか。
 そういうときは、あらかじめ用意していたカップ麺を食べる。
 でも、1ヶ月の旅行でも、食べるのはせいぜい2~3個ぐらいだけどね。

【町田】 ゴミの処理はどうされていますか? カップ麺の容器とか … 。
【相原】 みんなハサミで切り刻むの。
 旅でいちばん出るゴミは食材などが入っていたプラスチックとか発泡スチロールのトレイなんですよね。それをそのままゴミ袋に放り込んでいくと、かさばるじゃないですか。
 そういうときは、ハサミでジョキジョキ切り刻んで、2~3cm角にしてしまうんですよ。そうすると、小さなゴミ袋にも難なく収まってしまうんですね。

【町田】 あ、それはいいアイデアだ。気づかなかったなぁ。
【相原】 やってごらん。驚くほどゴミが減るから。
 キャンピングカー旅行は、基本的に「ゴミは持ち帰り」がマナーだと思っているんですよ。車内で調理してしまうと、生ゴミも出るでしょ。それを避けるために外食しているようなところもあるけどね。

【町田】 ゴミ袋は、こうやって吊るしておくわけですね。この袋を支えているフックは売っているんですか?
【相原】 それはね、配線コードのクランプです。カーステレオなどを買った場合、配線コードなどと一緒に、そういうものが付いてくるじゃないですか。僕らは、仕事柄そういうものがいっぱい持っているからね。
 で、その余ったクランプを両面テープでくっ付けるんです。強度はそんなにないから、もちろん強く引っ張ってしまえばポロッと取れますよ。でも、取れたらまた付ければいい。
 
 
早寝早起きが基本

【町田】 寝るときはバンクベッドを使うんですか?

【相原】 いや、1人旅をするときは、ほとんどこのフロアベッドです。いつも万年床状態ですよ。
 で、普段はこのような “お座敷” 状態にして、あぐらをかいたりして酒を飲んでいるわけ。
 だから、テーブルも、ポールを二つ付けてあるの。
 長い方は、ダイネット状態にしたときに使って、短い方はベッド状態にしたときに使うのね。

【町田】 すご~い ! さすがは、エイゾースペシャル。
【相原】 こんなものはたいしたことないよ(笑)。ユーザーさんが希望されれば、工場ですぐ対応できますよ。パーツショップでも売っているしね。
 で、眠くなったら、夏場はタオルケットをお腹にかけて、冬は、寝袋に入って寝るんです。

【町田】 で、早寝早起きが健康管理の秘訣と … 。
【相原】 そうですよ。もう日暮れになったら寝て、朝は日の出とともに起きる(笑)。
【町田】 江戸時代の農民のような生活ですね(笑)。

【相原】 だってね、旅は朝の時間をどう活用するかによって決まるから。
 北海道あたりだと、5月から7月ぐらいまでなら、夜の3時半ぐらいから明るくなってくるでしょ。そういう時間帯から移動を始めると、まず道が空いている。空気もきれい。景色もよい。
 で、昼の10時ぐらいになったら、どこか良い場所を探して、少し仮眠すればいいんです。


 
 
暴走族はそんなに怖くない

【町田】 ところで、道の駅などで泊っているときに、怖い目にあったことはありませんか? たとえば、そこが暴走族の集会場になってしまったとか。

【相原】 そういうこともありますよ。昔、大晦日にね、24時間営業のコンビニの駐車場で寝ていたのよ。大型トラックもたくさん停まっているような広い駐車場で。
 で、夜が更けてきたら、やたらとエンジン音がやかましいんですね。
 暴走族がいっぱい集まってきたんですよ。
 最初は1~2台だったけれど、12時過ぎたときからたくさん集まってきて、ワァワァやるもんだから、あわてて逃げてね。
 で、比較的明るいうちに別の場所も下調べしておいたので、そのときは、そっちの方に移動したわけ。
 でも、ああいう若い連中も悪いことをするために集まるわけでもないからね。ただ車で遊びにきただけでしょ。
 だから刺激しないで、その場を去ればいいんだよね。

【町田】 自分も経験あります。港近くの公園の駐車場でキャンピングカーで寝ていたら、そこが暴走族の集会所になってね。
 あわてて脱出しようと思ったら、周りが彼らの車で埋められて身動きが取れないんですよ。
 そうしたら、暴走族のリーダーがみんなに号令して、「おーい、車が出るから道を空けろ」って行儀よく交通整理してくれましたね。

【相原】 そう、そういうもんなんだよ。「ここからちょっと出たい」というと、「はい、いいですよ」って、みんな道を空けてくれるもんね。

【町田】 ところで、1人旅をしていると、同じようにキャンピングカーで1人旅をしている人たちとよく会いませんか?
【相原】 しょっちゅうだよ。いま多いですよ、リタイヤしたぐらいの年齢の男の1人旅。

【町田】 そういうときは、声をかけて挨拶などするんですか?

【相原】 声をかけられる方が多いかな。半分くらいは向こうが顔を知っていて、話しかけてきますね。
 仕事柄、全国のキャンピングカーイベントなどに顔を出していると、向こうがお客さんとしてやってきて、こっちの顔を覚えているんでしょうね。
 だから、展示会の会場で話したりしたことがある人は、「前にお会いしましたよね」などといって寄ってきます。
 そういうときは、こっちも商売の話ではなくて、お互いに「どこへ行った、ここへ行った」という情報交換の場になりますね。

【町田】 そういう人たちと、夜車内で飲んだりすることもあるんですか?

【相原】 それはあんまりないね。というのは、こっちも遊びで旅行しているんだし、向こうもそうだろうし。そこは、それぞれのプライバシーを守った方が礼儀かもしれないと思うんですよ。
 それに、酒が入ってしまうと、最初は打ち解けていても、途中から話がこじれてしまうことだってあるかもしれない。
 だから、旅先で知り合った人と車内で飲んだりしたことは、そんなに多くないです。



 
 
一般道を縦走するなら日本海側がお薦め

【町田】 最後に、1人旅のお薦めのコースのようなものがありましたら。

【相原】 この秋は、紅葉を見に東北へ行きましたよ。十和田湖、奥入瀬をスタートして、岩木山周辺のリンゴ狩りをしてね。
 それから日本海側に出て、男鹿半島を回ってから庄内みかわを通り、月山、天童温泉というコース。
 そこで南下して、高畠、喜多方を回って、会津に出てね。

【町田】 ずっと一般道ですか?
【相原】 そうだよ。… で、会津若松から新潟に入って。
 新潟から今度は、三国峠を通って、紅葉を見ながら群馬県に出ました。全部下道をのんびり走ってね。
 群馬県に入ると、もう一般道も混んでいるから、そこから先は高速を使って帰りましたけどね。

【町田】 一般道といっても、太平洋側と日本海側では違いがあるんでしょうね。

【相原】 それは全然ちがいます。景色も違うし、交通量も違う。そういう面では日本海側がいい。
 だって、東京から九州に行く場合も、太平洋側だと、名古屋を通って、京都を通って、大阪を通って、神戸に出るとなると、交通量が多い。めちゃくちゃ混んでいるでしょ。そうすると、見たいところも見られない。
 しかし、日本海側だとのんびり走って行ける。だから、1人旅に限らず、キャンピングカー旅行は日本海側がお薦めですね。

【町田】 いやぁ、とっても参考になる話ばっかりでした。1人旅が楽しく思えるようになりました。長い時間ありがとうございました。
  
 
ロータスRV マンボウ(MAMBOW)シリーズ
全長4880mm/全幅1780mm/全高2650mm
 
マンボウ アニバーサリー  2WD 4AT GL 5,000,000円~
マンボウ イブ        2WD 4AT DX 4,006.000円~ 
マンボウ ファミーユ    2WD 4AT DX 3,640,000円~
 
ロータスRV URL:http://www.rotas-rv.co.jp/
 
 

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