まさかのトランプ大統領誕生

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - まさかのトランプ大統領誕生
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

 
 まさか、まさかのトランプ大統領の誕生。
 イギリスのEU離脱が決まった国民投票の結果に続き、世界中の人々の大方の予想を裏切る結果が出た。

 日本のテレビメディアも、今日は朝からアメリカ大統領選の結果をフォローする報道に終始したが、お昼ごろには結果が判明するといわれながらも、混戦の結果、大勢が判明したのは午後4時に近かった。
 それほど、アメリカ国民の気持ちは真っ二つに割れていたということが分る。

 イギリスのEU離脱と、このトランプ政権の誕生は、地球上に同じ現象が生まれてきたことを意味するという人がいる。
 『問題は英国ではない、EUなのだ』(文春新書)という近著があるエマニュエル・トッド氏である。

 私はこの本を読んでいないし、著者に対する知識もほとんどないが、風邪を治すために通った病院の待合室で読んだ週刊誌(週刊文春)の書評欄で、このエマニュエル・トッド氏が、「英国のEU離脱とアメリカのトランプ現象はともにグローバリズムの転回点を示すものだ」と言っていることを知った。

 つまり、1980年代以降、“新自由主義” の旗を掲げてグローバル経済を展開してきたアメリカとイギリス(レーガノミクスとサッチャリズム)が、この2010年代に入って、そのグローバリズムに疲れを感じてきたことを意味するというのだ。

 グローバリズムによって実現された社会が何であったのか。
 (週刊誌の記事によると)、それは先進国を中心とした中産階級の没落と、一部のお金持ちだけの富の増大。
 つまり途方もない規模の格差社会の誕生であった。

 だから、エマニュエル・トッド氏によると、イギリスで「EU離脱」を叫んだ人々とアメリカで「トランプ候補支持」を打ち出した層は、同じであるという。

 それは、一部のメディアでいわれているような、「教養のない下層労働者階級」ではないとか。
 むしろ、かつてアメリカやイギリスにおいて、民主主義の核となる部分を担ってきた “中産階級” だというのである。

 その中産階級が、新自由主義の潮流を背景に、世界を席巻したグローバリズムの影響を受けて、経済的にも社会的にも没落していった。
 その嘆きの声が、イギリスにおいては「EU離脱」の叫びとなり、アメリカでは「トランプ支持」の訴えとして広がった。

 … というのが、自分が病院の待合室で拾い読みしたエマニュエル・トッド氏の近著の紹介文から読み取ったことだ。
 メモも取っていないので、正確に内容をフォローしているのかどうか自信はないけれど、このエマニュエル・トッド氏の言及で見逃せないのは、先進国では「リベラルと保守」の転換が起こっているという話だった。

 かつて、政治を改革し、新しい政治を目指していくのがリベラルで、古いものを大事にして、改革に懐疑的なのが保守というイメージが定着していた。
 しかし、最近は、既得権益のなかで安住し、自分の “知性” に自信をもって、保守派を上から目線で軽蔑するのがリベラル。

 それに対し、世の中を「理念や思想」で解釈するのではなく、肌身で感じた危機をきっかけに、そこからの脱出を試みようとするのが保守。

 そうなると、アメリカのクリントン支持者とトランプ支持者の素顔が見えてきそうだ。
 けっきょく、クリントン支持者の多くは、自分たちの知性と教養を武器に、トランプ支持者を「無知な大衆」とあざけっていたのではないか、という気がしないでもない。

 それに対し、トランプ支持者たちの方が、民主党の大企業との癒着関係やグローバリズムを推進していることへの批判的な視点を持っていたということになる。

 確かに、トランプ支持者の核となる人々は、一生自分の州から出ることもなく、(ひょっとしたら海を見ることもなく)、ただ半径10kmの世界だけを見つめて暮らし、「あぁ、工場が閉鎖されて、俺たちの仕事もなくなったなぁ、そういえば最近やたら英語も満足にしゃべれない移民ばかり目立つようになったなぁ、あいつらのおかげで俺たちはどんどんビンボーになってきたんだな」という感情を持っている人々ではあるだろうけれど、彼らはけっきょくはアメリカ流グローバリズムの犠牲者たちであったということだ。

 たぶん、アメリカは大混乱になるだろう。
 それは、世界中が大混乱に陥るということだ。
 
 私は、これを「世界中で劣化が始まった兆候の最たるもの」と捉えているが、一方では、これによって既成の政治秩序がガラリと変わることに期待している人が増えていくことも確かだろう。
 
  

カテゴリー: コラム&エッセイ   パーマリンク

まさかのトランプ大統領誕生 への8件のコメント

  1. Sora より:

    町田さんの、素早いコメントに感心しました。
    私も、トランプ大統領の誕生は驚きですが、よく考えてみれば残念ながら全世界の動きに、むしろ整合的だ思います。

    労働社会の(生産手段の)持てるものと持てないものの階級格差は、言われているように知識社会においては知的優位性と知的劣後性の社会格差に変化してきたと思います。その流れで英国のEU離脱支持層の増大、米国の反自由貿易支持層の増大は同じ社会格差への怒りをエネルギーにしていると思います。韓国での朴政権への国民のあれほどの感情的な引き下ろしも、権力に着いたもの、財閥だけが甘い汁を吸っているという上昇できなかった大多数の国民の社会格差への怨念の爆発でしょう。

    国際政治の面では、自国中心主義がはびこりつつあります。他国はどうでもよい、まず自国の利益だという考え方は、トランプの考え方です。すべてにおいて超大国であった米国ですが中国の台頭で、圧倒的な国家間格差を享受していた米国もその精神的プライドに傷がついてきている。だからトランプの「偉大なアメリカ」を実現するという中身のないスローガンでも自分の社会的劣位にある層には以外にアピールしたのだろう。また、累積的知的資産の壁で国家間格差を越えられないと感じるイスラム世界の一部はISという形で格差怨嗟暴発を続けていると見なせる。米国の僕(しもべ)と見なされていたフィリピンは自国の劣後的経済地位を改善できるなら、中国であろうがどこであろうが尻尾を振り始めた。従来の同盟関係より、自国の利益を優先するという至極当然の政策を取り始めたと考えなければドゥテルテ大統領の行動は理解できない。これトランプと同じだ。ミャンマーのスーチー女史にしても自由主義国家うんぬんよりも、自国へ投資してくれる国がほしい。これらは、国家間格差は従来当然ととられていた風潮からの異議申し立ての動きで、国家間の関係はリシャッフルされていく。

    社会格差、国家間格差への異議申し立ての流れのリスクは、北朝鮮、中国、イスラム過激派の、突発的な暴走だ。それに対してトランプ米国はモンロー主義的な(国境に壁を造ればよいのだ的な)対外政策だけで対応できるのか。ここが見ものでありかつ最大の不確定トランプリスクだなあと考えていました。

    (コメント送信がうまくいかず、4度めの送信です(笑)。もし既に到達しているのであれば本件削除をお願いします。)

    • 町田 より:

      >Sora さん、ようこそ
      さすがにいつものような鋭いご指摘。感服つかまつります。
      Sora さんがおっしゃるように、かつて「経済格差」といわれていたものは、今はそれにとどまらず「知的格差」ないしは「文化格差」にまで及び、広い意味での「社会格差」に至っていると思います。

      かつて「経済格差」だけが意識されていた時代には、「経済的平等」を実現するのが主目的でしたから、平等のためには相手から蔑まされても我慢するということもあったでしょう。
      しかし、その「経済格差」が「知的格差」や「文化格差」まで含んでくると、当然プライドの問題も出てきますよね。

      Sora さんが、フィリピンのドゥテルテ大統領の意識、IS の精神構造、パク・クネ政権への韓国民の怒りなどを例証に挙げて展開されたのは、まさに「格差」への意識が人間のプライドにまで及ぶ時代が訪れてきたことに言及されたのだと思います。

      トランプが主張してきた「アメリカ・ファースト」のスローガンも、そう解釈すると実に分かりやすい。

      けっきょく、トランプがアメリカをモンロー主義的な方向に導こうとしているのは、ひとまず、「文化や経済を、アメリカ以外の国と比較するのはいったんやめようよ」と言おうとしているんではないかと思います。
      つまり、トランプは、経済でも文化でも、アメリカをしのぐ国がいっぱい出てきたのを素直に認めているのでしょうね。そういう国々とアメリカを比較しても、自分に自信のないアメリカ人はますますプライドを傷つけられるだけ。
      「それなら、一時的に目をつぶろうよ」ということなのではないでしょうか。

      こういう視点は、さすがにSora さんらしいですね。
      面白く拝読しました。
       

  2. Do-daro より:

    どれだけ世界はグローバル化したって人間そのものは変わらないってことでしょうか?
    以前、町田さんへのコメントで、このままのペースで森林伐採が続けば、いずれ人類は酸素供給減すら失ってしまう。多くの人もそのことが分かっていないわけではない。
    にもかかわらずなぜ生き方を変えないのか?
    答えは「いま、この時息が苦しくないから。」今この時息が苦しければ、人々は仕事よりデートより先にアマゾンにだって飛んで行く。酸素供給減を守るため。息をするため。生きるため。
    知識や情報では本当には人は動かない。実感しない限り。と書いた。
    人間も動物である以上、実感の及ぶ範囲なんてせいぜいアマゾンの未開地で暮らす民と同じく、小さな共同体内部でしかない。そんなことは大昔から変わってない。親子という共同体、夫婦という共同体、狩り仲間という共同体、それらがずれることなく同じ一つの実感の中に納まる共同体のサイズとはせいぜい顔の見える関係性の範疇だと思いますよ。
    近代社会というのは個人が国家、国際社会といった大きな共同体にも属することを意味するのですが、身近な共同体で発生する実感と大きな共同体との連続性を感じなければ、そんなものは知識や情報でしかない。
    おそらくそれだけのことですよ。多くの人々の”実感”、”快”がどこにあるのかに沿った答えを見せた側が勝った。
    一方で人間は能動的な快を追求する生き物でもある。パスタも寿司も食いたければ自ずと社会はグローバル化する。この流れも人間が人間である限り止めようもない。ここは私の意見が町田さんと少し違う部分で、グローバリズムの方向性はアメリカという国だけが抱え持った問題ではないと思っています。人が人である限りその手の欲望はある。 
    矛盾したベクトルを持つのが人間社会であり、いわば政治とは矛盾にどのような整合性を持った回答を提示するかってことだと思います。
    植民地支配の時代なら外部から収奪したものを平等にではないにしても国民に分け与えることで、国民全体に富という名の”快”を提供できた。だから身近な実感と、国家は連続性が失われることなく富という”快”を実感として繋がっていた。今回のトランプに投票した人たちもグローバリズムにNOを言ったのではなく、古き時代のこのような支配的グローバリズムを夢見ている要素も何となく感じるなあ。
    グローバル資本主義の時代も新たなフロンティアがあった時代の構図は同じだと思います。
    独占的に持っていた高度な科学技術製品を売りつけ、外部の安い労働力を利用し、軍事力を含む外交圧力で他国を支配することでその恩恵を国民全体が享受する。そんな構図が徐々に壊れたってことでしょう。
    むしろトランプを支持した人々の問題というより、ヒラリー側が人々の実感と連続性のある国家という大きな共同体の方向性を何一つ提示できなかったことに問題があるってことかもしれませんねえ。
    まあこれ以上のことは、私も近々ブログを立ち上げようかと考えているのでそちらに書こうかな^^

    • 町田 より:

      >Do-daro さん、ようこそ
      おっしゃること、よく分かります。
      つまり、人間というのは、生活実感として把握できるのは、せいぜい “お互いの顔が確認できる” 共同体の範囲までであって、“地球上を席巻しているグローバリズム” などといった途方もない規模の話は単なる “抽象的な情報” でしかなく、そんな情報のレベルでは人間は危機意識も持たないし、具体的なリアクションを起こすまでに至らない … というご意見ですよね。

      そのとおりだと思います。
      だからこそ、アメリカでトランプ大統領が誕生したということになるのでしょうね。
      つまり、トランプ支持者というのは、まさにその共同体の崩壊を実感した人々だったのではないでしょうか。

      要するに、アメリカの中西部あたりで暮らし、地元の工場に勤務し、オフタイムには町の居酒屋で同僚と談笑し、休日には家族と一緒に教会のミサに参加する温和で常識的なアメリカ白人。

      彼らは、もちろん “途方もない規模の情報” であるグローバル資本主義にもTPPにも関心を支払わない。
      しかし、彼らの生活拠点であった工場が閉鎖され、移民ために仕事もなくなり、大切な家族は不法移民たちがもたらす麻薬汚染の危機にさらされているという現状だけはしっかり見ている。

      そういう形で共同体が崩壊していくという危機が、トランプ支持者の気持ちにあったと思います。
      だからこそ、彼らは東海岸のインテリ記者たちが垂れ流すトランプ批判にくじけずにトランプを支持できた。

      Do-daro さんがおっしゃりたいことを私の言葉に変換すると、そういうことになるのではないでしょうか。
      Do-daro さんがご指摘されている ≫「多くの人々の”実感”、”快”がどこにあるのかに沿った答えを見せた側が勝った」というのは、そういうことですよね。

      で、≫「グローバリズムの方向性はアメリカという国だけが抱え持った問題ではない」というのも、そのとおりだと思いました。
      現にトランプ氏は、TPPに反対の立場を取っています。これは、アメリカにグローバル企業の多いことを考えると、一見しておかしな話のように思えますが、トランプ氏は、日本のグローバル企業 … トヨタとか … を警戒しているんですね。
      つまり、グローバリズムはアメリカだけの問題ではない。アメリカもまたかつて自国が推進していったグローバリズムに脅威を感じ、それを収拾しようと動き出したといえるのではないでしょうか。

      また、Do-daro さんが、おっしゃる「グローバリズムの時代も、それ以前の暴力的な植民地支配の時代(帝国主義時代)も本質的には変わらない」という観測に私もまた同意いたします。
      グローバル資本主義というのは、ある意味、共産主義思想を奉じる共産主義国家が生まれる以前の状態に戻ったようなところがありますから、基本的な性質は似ていますね。

      ただ、帝国主義時代には、基本的に富を収奪できる地理的フロンティアが地球上に残っていたように思います。
      しかし、現在はその地理的フロンティアが地球上からなくなりつつある。
      そのため、先進国内に再度 “フロンティア” を構築しなければならなくなった。
      それが、現在問題になっている “先進国内における格差社会” であるように感じているのですが。

      いろいろと面白い推論をいただき、勉強になりました。
      ありがとうございました。
      この先は、Do-daroさんのブログにての展開に期待しております。
       

  3. Sora より:

    >そのため、先進国内に再度 “フロンティア” を構築しなければならなくなった。
    それが、現在問題になっている “先進国内における格差社会” であるように感じているのですが。
    おお、町田さんそこまで踏み込んで仰るのは初めてですね。「格差社会の歴史的もといグローバル的必然性」とでも呼びましょうか。だれかから(弱者から)収奪して生きていくのが生のならい。

    私も思い切って論を進めれば、単純な保護主義とか一国主義はもう有り得ない。そういう夢想は必ず破たんする。情報社会の世界にあっては、関税障壁を高くしたり人・モノの往来を妨げることは不可能。隣りの国の芝生は、はっきり見える。米中西部の田舎であっても。見えるがゆえに、モノ・欲望は平準化するように動かざるを得ず。そこで儲けようとしていくビジネスの流れは抑えられない。

    トランプは最大の見ものです。
    生きていて良かった(笑)。

    • 町田 より:

      >Sora さん、ようこそ
      返信遅くなってすみません。

      おっしゃるように、 ≫「単純な保護主義とか一国主義はもうありえない」というのは確かなことだと思います。
      おそらくトランプ氏もそのことには気づいていて、(気づいていなくても今後すぐに理解するはずで)、かつてのモンロー主義的な閉鎖主義が通じる時代ではなくなっていると、私も思います。

      しかし、経済や文化のグローバリズムに疲れた人々が、“古き良き時代” をノスタルジックに回想する気分は世界的に広まってきているような気もします。
      日本においては、「高度成長時代」への甘い回帰ですね。
      最近のCMで、昔のクレージーキャッツなどの笑顔を持ち出して、「昭和の人々の笑いに負けるな」と平成の民衆にハッパをかけるCMがありましたけれど、「昔の元気を取り戻そう」という掛け声は世界的に広まりつつある気がします。
      トランプがいう「Make America great Again」のように。

      これはいったい何なんでしょうね?(笑)。
      やっぱり現実逃避なんじゃないかなと、思うんですけどね。

      でも、Sora さんがおっしゃるように、「トランプは最大の見もの」というのは確かなことだと思います。

      世界の人々がなんでこんなにトランプの話題を追いたがるのか?
      おそらく、彼が “時代の転換点” を象徴する人物だからでしょう。

      次の時代はどうなっていくのか?
      そういう興味を、トランプ氏は世界中の人々に抱かせたんでしょうね。
      トランプ現象を考えることは、単に今後の政治や経済のことを考えるにとどまらない。それは今後の文化を、思想を考えることになるのでしょうね。

      …… 生きていて良かった(笑)。
       

  4. Milton より:

    まず、先ほど友人に送ったメッセージの一部を、こちらのコメント欄にコピーさせていただきます。以下抜粋。

    結局、アメリカがここまで分断してるのは、トランプのせいじゃなくて、旧来の新自由主義的な「個人の欲望を最優先する」価値観が、アメリカの地方自治をとことんまで疲弊させたのが原因でしょう。

    その諸悪の根源が、民主党と共和党の幹部連中、そして多国籍企業だったわけじゃん。そいつらを打破するために、多くの人々がトランプに投票したわけやろ。

    だけ、トランプになって白人男性至上主義が勃興したわけじゃなくて、ここまで既存の政治家が貧困層を放置してきたから、今の社会的な分断、ヘイトな世論がある。

    それを何でもかんでもトランプになすりつけて、過剰に怯える今の主流な世論はどうかと思うよ。

    それより、そうやって過剰に反応して、過剰なスピーチをしてしまうほうが、むしろ危ない。たとえば、「戦争法案」や「日本死ね」といったフレーズが、逆にネトウヨを焚きつけてるのと同じだよ。

    俺は(ナチスの宣伝大臣)ゲッベルスの心理がわかるよ、反対派を過剰にびびらせて、反対派から過剰なスピーチを引き出すんだよ。

    そうすれば、自分の支持者に過剰さが伝染するからね。それがやがて熱狂になる。

    ただ、もちろん俺はトランプをファシストだとは思ってないよ。

    なぜなら、ナチスは独立した「政党」だから危険だったのであって、トランプは何だかんだいっても共和党員なんだからさ。そこのブレーキは効くやろ。

    むしろ、そういう過剰さを焚きつけて、より暴力的な分断を望んでる「市民」のほうが、もっとずっと危険。そいつらは、ほんとにファシストだよ。

    終わり。

    といった内容でした。もちろん、独断と偏見に基づいた意見なのは自覚しています。トランプになれば、アメリカ、そして世界が今より良くなるとも思えません。しかし、個人的には「当たらずと雖も遠からず」な意見だとは思っています。いかがでしょうか?

    • 町田 より:

      >Milton さん、ようこそ
      お友達のところに送られたメールの抜粋を拝読。
      ほぼ100%近く納得です。

      おっしゃるとおりですね。
      けっきょく、これまで民主党や共和党の二大政党が領導してきたアメリカの政治そのものがもう機能しなくなってきた時代が訪れてきていて、“トランプ現象” というのは、単にそのことを反映しているに過ぎないということなんでしょうね。

      グローバル資本主義の時代を迎え、アメリカの多国籍企業は、もう発展途上国の国家予算的な規模の資金を政治に活用できる力を蓄えています。
      その資金を利用して、自分たちの意のままに働く政府をつくり出すための献金の額も相当なもの。

      民主党も共和党も、その資金を活用しないかぎり選挙戦も戦えない状況が生まれてきているそうですね。
      だから、もう「庶民のための民主党」とか「お金持ちのための共和党」などという図式が崩壊してしまって、現在はどちらも「お金持ちのための政党」でしかない。
      それに対する反対運動が、今回の “トランプ現象” であり、“サンダース待望論” であったのでしょうね。
       

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">