ファンルーチェ「エル・ニド」

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 ファンルーチェは、日本でも屈指の信頼性の高いキャブコンを開発するメーカー。
 ハイエースをボディカットした「セレンゲティ」や「パタゴニア」といったキャブコンでは、強度や剛性を確保する鋼製スペースフレーム工法を採用し、またカムロード系には強化フレームで補強するなど、常に安全性の高い車両開発を心掛けていることは、すでに多くのメディアやユーザーが評価しているところである。

 同社は、2005年に中国の大連工場で、最初のキャブコンである「セレンゲティ」を製作。
 当時はまだ製造社名を「レクビィ名古屋営業所」と名乗っていたが、後に「ファンルーチェ」という独立ブランドを立ち上げ、「パタゴニア」、「ヨセミテ(シリーズ)」、「ウラル(シリーズ」)など、数々の意欲的キャブコンを開発して、今やキャブコンメーカーとして不動の地位を確立している。

▼ エル・ニド type W の室内

 そのファンルーチェが世に送り出した初のライトキャブコンが「エル・ニド(El Nido)」だ。
 ボンゴベースのキャブコンとしては後発になるが、先行する競合他車と比較すると、その車格、価格帯、装備類などにおいて、非常に明確なポジショニングを目指していることが見えてくる。

 まず、コンセプトが明確である。
 「ライトキャブコンのなかの上級車種」

 外形デザイン、内装コーディネートだけを見ても、一目でその狙いが「ハイグレードな車両開発」であったことが伝わってくる。

▼ エル・ニド typeW

 特に、外形フォルムとその塗装には力が入っている。
 カムロード系の一般的なキャブコンよりも骨格が整った美しいフォルム。
 メタリック塗装で仕上げられた重厚な下まわり。
 エントランスドアなども、一目で高級なパーツが選ばれていることが分る。

▼ エル・ニド type RE

 そのハイグレード感をしっかり主張しているのが、フロントビューのバンク部とボディ壁面に力強く浮かび上がる「funluce」のロゴデザインだ。
 とにかくヴィジュアル的な訴求力を明確に打ち出した車である。 

 次に、レイアウトパターンも明確。
 競合他車のなかには、家族構成や年齢層などを想定してあらかじめいくつかのレイアウトパターンや内装色を用意しているものがあるが、この「エル・ニド」の場合、レイアウトパターンは鮮やかにくっきりと二つだけ。

 すなわち、就寝機能を充実させたリヤ2段ベッドを持つ「タイプW」と、リヤエントランスを採用して広々としたダイネットを実現した「タイプRE」。

▼ タイプW

▼ タイプRE

 こういうふうに、2パターンに明確にセグメントされている方が、選ぶ方は迷わなくてすむ。
 乗車定員と就寝定員ともにどちらも6名なので、ファミリーだろうが夫婦2人だろうが、それぞれ自分たちの好みでフロアプランを選ぶことができる。

 この二つのフロアプランの狙いを強いて挙げるとすれば、就寝機能に重点を置くか、リビング空間の快適さに重点を置くかという違いになる。
 
 就寝機能に重点を置くとすれば、断然「type W」という選択になる。
 なにしろ、リヤに、ベッド展開する必要のない固定ベッドが用意されているということは、いちいちテーブルをベッドなどに変えなくても、疲れたらそのまま横になれるということなのだ。

▼ タイプW

 
 さらにいえば、4人家族までなら、お酒を飲んだ後にダイネットテーブル上の食器やコップ類を残したまま、バンクベッド組とリヤベッド組に2人ずつ分かれて そのまま寝ることができる。
 そこに、このリヤ2段ベッドスタイル(type W 写真下)のレイアウトの良さが集約されるのだが、エントランススペースやキッチンカウンターとダイネット空間を共有しなければならないため、type REに比べると、リビング空間は狭くなる。

▼ タイプW

 それに対し、広々とした開放的リビングを実現しているのが、リヤエントランスタイプ(type RE 写真下)。
 こちらは、エントランスドアを後ろに追いやったため、リビングそのものを広くとることができている。対面対座ダイネットの横にロングソファーが設定してあるので、大人数が集まって談笑できるというのも、このタイプの強みだ。

▼ タイプRE

 このロングソファーは、夫婦2人で使ったりするときも便利だ。
 買い物から帰ってきたときに、“とりあえず” の荷物置き場になるし、本格的に寝るのではなく、ちょっとだけ仮眠を取りたいときに、ゴロッと横になることもできる。

 「type W」と「type RE」。
 どちらがいいかは、ほんとうに使う人の好みによる。
 個人的には、視覚的な開放感が得られるREタイプの方が好きではあるが … 。 

▼ タイプRE キッチン

 価格は、両タイプとも、それなりの装備を付けるとなると、乗り出しで500万円台に届くこともある。
 しかし、その作りの質感といい、充実した装備内容といい、ある程度の出費に当然見合った内容が伴ってくる車だ。
  
 
エル・ニド 基本概要 》 

車両名 El Nido(エル・ニド)
車両タイプ キャブコン
ベース車 マツダ ボンゴトラック
排気量 1800cc
最高出力 102ps
燃料の種類 ガソリン 
駆動方式 2WD(FR)/パートタイム4WD
ミッション AT 
車両サイズ 4860mm×1930mm×2880mm
乗車定員 6名
就寝定員 6名
 
ファンルーチェHP URL: http://funluce.com/
 
 

カテゴリー: campingcar   パーマリンク

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