ユニクロのダメージジーンズのCM曲が評判

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 ユニクロのダメージジーンズのCMが評判のようである。

 

 踊っている女の顔のアップから始まる。
 舞台は、どうやら深夜のガソリンスタンドらしい。
 

 女は、誰もいない室内で踊り続ける。
 しかも、空気が流れるかのように、優雅に。
 
 給油している男が、部屋のなかで踊っている女の存在に気づく。


 室内に向かう男。
 戸外に出ようとする女。


 すれ違い。

 そのシーンに、
 「ジーンズは、どこまで心を解放できるのか」
 というナレーションがかぶさる。


 
 男と女が絡み合う場面はまったく描かれず、男と女が動いた後に巻き起こる “空気の絡み合い” だけが描かれる。

 女はなぜ一人で踊っていたのか。
 その女に、男は何を感じたのか。
 すべて謎。 

 映画のワンシーンのような、ドラマチックでミステリアスな映像。
 お洒落なCM表現だと思う。

 このCM画像を印象深いものに仕上げている秘密はその音楽にある。
 夜のしじまに溶け込むように、けだるく、たゆたうように流れる甘いスローバラード。

 歌っているのは、Donnie & Joe Emerson(ダニー&ジョー・エマーソン) 。
 曲名は「Baby(ベイビー)」。

 信頼できそうなサイト情報によると、ワシントン出身の兄弟デュオが1979年にリリースした自主制作アルバム『Dreamin’Wild』に収録されていた曲だという。
 ところが、その後30年間まったく話題にもならず。

 2008年に、有名なレコードコレクターが、ようやくこの隠れた名曲を発掘し、アリエル・ピンクのカバーバージョンなども登場して、ようやく世の中に知れ渡るようになったとか。
 2012年には、アルバムも再度発売されたらしい。 

 YOU TUBEを周遊すると、同デュオが『Dreamin’Wild』というアルバムに収録したと思われる他の曲がいくつか散見される。
 いかにも70年代風のサウンドで、私などは、それなりに懐かしい思いに駆られたけれど、特に印象に残るものはない。
 もし、「Baby」という曲がなかったら、彼らのアルバムはそのまま永遠に埋もれたままになっていたかもしれない。

 しかし、「Baby」という曲だけは新鮮だ。
 夜の冷気が漂ってきそうなクールさが、現代的だ。
 特に、この “退屈なとりとめのなさ” がいい。
 モノクロの画像に合いそうなアンニュイ感があって、お洒落だと思う。
 間接照明の光を浴びたキャンピングカーの室内で、「曲」というより、「サウンド」として、夜ひっそり聞いていると気分がよくなりそうだ。
 
 

カテゴリー: 音楽   パーマリンク

ユニクロのダメージジーンズのCM曲が評判 への2件のコメント

  1. 木挽町 より:

    おひさしぶりです。おからだ労ってますか?いつもかっこいい文章だあなあ。「退屈なとりとめのなさ」ってかっこいいなぁ。曲もいいですしね。イケてる。ところで町田さんは「なかの綾」(歌手名・ナカノアヤ)ってご存じですか?昭和歌謡のアレンジなんだけど、どの曲もアレンジがものすごくかっこ良くてアルコールにベストマッチ。数枚CDを出してるみたいなんですがテレビでは見たことありません。夜の街にぴったりな曲ばかり。水っぽくてかっこいいです。ぜひお試しを。夜の街のママたちに大人気です。

    ところで自分の話でごめんなさい。ちょいと異動があったので7月頃から数年間タイに行くことになりました。なにもいまさら海外なんて。ね。ここで十分楽しいのに。ここの夜の街はかなりイケてますよ。

    • 町田 より:

      >木挽町さん、ようこそ
      ご無沙汰です。
      お元気そうでなによりです。

      「なかの綾」、さっそくYOU TUBEで探しました。
      いやぁ、ほんと ! 素敵ですね、この人。
      確かに昭和歌謡のアレンジなんですけど、お洒落感がぜんぜん違いますね。おっしゃるとおり、夜のアルコールにぴったりです。

      タイですかぁ !
      しかも数年間 !
      う~ん、考えようによっては、確かに第二の人生を楽しめそうですね。

      私もバンコクに一回行ったことがあります。
      11月という、日本ではまさに晩秋の頃に行ったのですが、向こうに着くと、まざまざと熱帯の国であるということを実感しました。
      空気がみなモワッとしていて、ねっとりとした湿気を帯びていて。
      それでいて街にはどこも花やら果実やら香水の匂いが漂っていて。
      日本とはまったく異なる文化の地ですね。
      ある意味で、日本の“昭和”が色濃く残っているようなところもあるし、歓楽地などは、日本より先に行っているようなところもあるように思えます。

      ときどき帰国されるのでしょうけれど、ぜひそのときはご連絡ください。タイの近況をお知らせください。
       

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