ジャパンキャンピングカーショー2019

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 2月1日(金)から2月3日(日)まで、幕張メッセで開かれた「ジャパンキャンピングカーショー2019」を見学してきました。
 搬入日(1月31日)から数えると4日間。
 ずっと、広い会場を歩き回っていたので、ちょっと疲れました(笑)。
 ホテルに帰ってきてから足が攣っちゃったりね。

 来場者も3日間で67.848名を記録(主催者調べ)。
 日本最大・アジア最大級を名乗るのにふさわしい成績を収めたイベントでした。

▼ ジャパンキャンピングカーショー2019会場風景

▼ 入場する前に、もう長蛇の列

▼ 今回から登場した日本RV協会のマスコット「JRVA君」も来場者をお出迎え

 
 で、今回のショーは、これからのキャンピングカーシーンがどのように推移していくかということがはっきりと浮かんだ、とても面白いショーだったといえます。

 端的にいうと、キャンピングカーにおける「ライフ」と「ライフスタイル」がはっきりと分かれていく気配を感じました。

 「ライフ」とは、まぁ、文字通り「生活」ですね。
 これまでキャンピングカーというのは、旅行やアウトドアのツールとして使われながらも、家の機能をそのまま維持するクルマという意味で、言ってしまえば、「ライフ」を追求したビークルだったわけですね。

 で、こっちの方は、昔からどんどんどんどん進化しており、もう「家庭生活の快適さ」などをいとも簡単に超える贅沢環境を維持できるところまで来ています。

 もちろん、そういうクルマは高額商品になりますけれど、しかし「家を一軒買うよりは安い」。
 ということで、「住む家はそこそこのレベルにとどめ、思い切ってクルマで贅沢してみるか!」
 という選択肢すら生まれかねない状況です。
 
 
 それに対して、新しく台頭してきたのが、「ライフスタイル」を提案するクルマ。
 「海辺を楽しむクルマって、いかがですか?」
 とか、
 「キャンプ場で焚き火を楽しむクルマは、どうですか?」
 というようなやつ。

 つまり、日々の生活拠点から遠ざかり、アウトドア的な “ライフスタイル” を満喫するような車両が増えてきているんですね。

 コンセプトは、「不便を楽しむ」。
 まぁ、「家庭生活」の快適さ断念したがゆえに、手に入る “屋外の手触り” みたいなものを追求したクルマということです。

 今回のショーは、そのどちらの分野においても、存在感の強い出展車両が目立つショーとなりました。
 詳しくは、このブログで再度取り上げますけれど、まずは “新車” として登場した話題のクルマをピックアップ。
  
 
ウィネベーゴ ミニープラス


 
 「快適さ」の追求といった意味では、今回のショーではこれに叶うものなしといった迫力を見せつけてくれたのが、ニートRVがこのほど導入した「ウィネベーゴ ミニープラス 27RLTS」というフィフストレーラーです。

 なんと、全長9,250mm。
 定置したときに室内が拡張するスライドアウトという機構を備え、最大室内寸法で3,900mm。


 
 もちろんエアコン、ヒーターといった冷暖房完備。
 冷蔵庫、キッチンもビッグサイズで高機能。
 「家」ですな。

 ショーの開催中、室内を見学してみたいという人々の列が途切れることがありませんでした。


 
 
キャンターベースのバレンシア520

 国産キャブコンのシャシーといえば「カムロード」という時代がずっと続いていますが、マックレーがリリースした新しい「バレンシア520」のベース車はFUSOキャンター。
 シャシーとしての堅牢性や安定性がしっかり保証されているだけでなく、キャブコンらしいどっしりとしたスタイルも魅力。


 
 床暖房などの快適装備を生かすために、リチウムイオンバッテリーを搭載しつつ、それを充電するための2800Wの発電機も標準装備。
 「快適キャンピングカー」の先端を極めています。
 
 
TR500 C-LH(シーエルエイチ)


 
 「ホテルのような室内空間」をキャッチとして登場したのが、RVトラストの「TR500 C-LH」。
 ハイエースのボディカットキャブコンですが、これまでに類例のないレイアウトを実現。
 運転席・助手席の後ろに、大きめのツインベッドが並んでいるというフロアプランが提案されています。

 なんと後部座席がいっさいなし。
 「ベッド兼シート」なんですね。

 このベッドに腰かけ、格納式テーブルを通路に引き出せば、そこが “ダイネット” 。
 きわめて合理的なレイアウトで、5mサイズのキャブコンながら、実に広大な居住空間を創造しています。
 
 
カムロードにリヤダブルタイヤ仕様がついに登場


 
 今回のショーで大きな注目を集めたのは、新型のカムロードシャシー。
 キャブ部から後ろのシェルがまったく架装されない状態で、これほどまでに話題を呼んだ展示物もほかにはありませんでした。
 注目を集めた最大の理由は、リヤがダブルタイヤ仕様となっていたこと。

 実は、カムロードにはすでにリヤにダブルタイヤを履かせた仕様がありました。
 しかし、それは小径タイヤだったため、シングルタイヤに比べて耐荷重面におけるアドバンテージがそれほど高いというわけでもありませんでした。

 しかし、今回のダブルタイヤは前輪と同径。さらにワイドトレッドを実現しています。
 これにより、リヤの耐荷重はそうとう補強されたと考えていいでしょう。 
 
 
 このダブルタイヤは、ナッツRVさんとトヨタ自動車が長年の研究を重ねて共同開発したもの。
 トヨタの “お墨付き” があるということは、安全性・安定性において各段に信頼度が上っていると期待できそうです。
 
 これを見て、カムロードを使っている他のメーカーさんたちから、
 「うちもこのシャシーを使う」
 「うちもこれを検討している」
 という声が会場のあちらこちらから聞こえてきました。
 

 このような、伝統的なキャブコンが新境地を開拓していく一方で、「車中泊車以上/キャンピングカー未満」といったライト感覚の車両が充実してきたのも、今回の「ジャパンキャンピングカーショー2019」の特徴でした。
 
 
シエンタ MR Vibes(エムアール・バイブス)

 その筆頭に挙げられるのが、Van Revo(バンテック新潟)さんがリリースした「トヨタ シエンタ MR Vibes(エムアール・バイブス)」。
 若者から圧倒的な支持を集めているトヨタ・シエンタの2列シートモデルを使ったミニバン感覚キャンパーです。

 ベース車として使われたのは、シリーズのなかの「ハイブリッド ファンベースG」。 
 それを使い、電子レンジやケトルなどの家電製品が手軽に使えるモデルを実現しています。


 
 
アウトランダーPHEV E:POP
 

 三菱のアウトランダーPHEVを使った「アウトランダーPHEV E:POP」も同じような狙いを秘めた車両です。
 こちらはポップアップルーフを備えている分、縦方向で居住空間を稼ぐというアドバンテージを秘めています。

 架装したのは「デリカD:5キャンピングカー」をリリースした「西尾張三菱自動車販売」さん。
 今回もデビュー間もない新型デリカを使った「D:5キャンピングカー」を展示する予定だったそうですが、現在まだベース車がデリバリされていない状況。
 旧型シャシー(↓)での展示となりました。


 
 
オフタイムCROSS ROAD


 
 若者に爆発的な人気を誇っているジムニーのキャンピングカーも、ついに完成車として登場しました。
 スマイルファクトリーさんが開発した「オフタイムCROSS ROAD」というクルマがそれ。

 このクルマの特徴は、“電源ボックス” という名前の電装システムをリヤ側に搭載しているところにあります。
 ベッドマットはその電源ボックスの上に設定されることになりますが、大人2人が余裕で寝られる広さは確保され、冷蔵庫などの電化製品を使いながら、ゆったりと車中泊するという奇跡のような空間を実現しています。
  
  
Tent Car(トイ・ジムニー)

 バンコンメーカーとして有名なトイファクトリーさんからも、ジムニーベースの小型キャンパーが提案されました。
 名前は「Tent Car」。
 

 
 ただし、この車両は、まだ完成車として売り出す予定のないコンセプトモデル。
 ルーフラックの上に自転車をディスプレイするなど、「車両の展示」というよりも、「ライフスタイルの展示」という性格が強いものといえるでしょう。

 ただ、ここで使われているジムニー専用のベッドキットだけは販売される予定です。フルサイズで1,840×1,290mm。
 お値段は98,000円のようです。


 
 
トリップトップ 


 
 極めつきは、RVランドさんが開発した「トリップトップ」。
 ジープラングラーをベースに、ポップアップルーフを架装した究極のアウトドアビークル。
 これもコンセプトモデルとのことですが、カッコよさではこれにかなう車両は会場でも見当たらないという感じでした。
 

 
 
RIW(リュウ)350

 キャンピングカーを使った “遊びの提案” という意味で、まったく独自の境地をばく進しているのが、「RIW(リュウ)350」。
 これは大阪の老舗キャンピングカービルダー「アネックス」の工場から出荷されるものですが、「アネックス」ブランドではなく、独自の「RIWブランド」として開発されているところがミソ !

 その特徴は、土足でそのまま車内に入れるようにしていること。
 つまり、スライドドアを開けたときの「車外」と、「クルマの内側」を自由に行き来することによって、“内と外” が混然一体となった新しい空間が生まれています。


 
 だから、このクルマには「アウトドア」という言葉が使えません。
 外と内の仕切りのない “アウト・イン・ドア(?)” という、これまでにないエリアが創造されています。
 
 
 というわけで、4日間の取材を終え、わが家に帰ってきたら、なんと家でもJRVA君がお出迎え。


 
 どこから来たのかな? 君 … 。
   
 ※ ここでは紹介しきれなかった車両は、次回からもう少し詳しく個別にUPしていきます。
 
 

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