にわかラグビー解説者の急増

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 このところ、スポーツの国際大会が続いた。
 世界陸上(カタール・ドーハ)。
 ワールドカップバレー(日本)。
 ワールドカップサッカーアジア2次予選(タジキスタン)

 どれも話題性十分のスポーツイベントだったが、それらのスポーツ報道を軽く一蹴してしまった感があるワールドカップラグビー。

 日本チームが、アイルランドやスコットランドという競合チームのいる予選リーグを4勝0敗で勝ち抜き、史上初のベスト8に進んだ。


 
 「快挙だ!」
 とみんないう。
 どのメディアも、スコットランド戦を中心としたビデオを何度も放映し、日本選手の健闘ぶりを繰り返し紹介し続けた。

 おかげで、こちらも主要メンバーの顔やら個性をほとんど記憶するようになった。

 なぜ突然のラグビーブームが日本に訪れたのか。
 もちろん日本チームの快進撃がすべてを物語っているわけだが、やっぱりヴィジュアル的に見て、
 「こんな面白いスポーツがこの世にあったのか !」
 という衝撃が大きい。

 私個人は、ギリシャ時代やローマ時代の古代戦士たちの戦闘をまっ先に思い浮かべたが、多くの日本人も、このスポーツが格闘技であることを直感的に感じたのだろう。

 “格闘技” でありながら、もっとも洗練された球技。
 ボールを追っていく男たちの動きは、それこそ舞の名手たちが秘儀を尽くように美しい。

 一見、粗暴な肉弾戦のように見えながら、男たちの動きは、高度にプログラミングされた精密機械のように冷たく、正確だ。

 たぶん、多くの日本人は、そこにカルチャーショックを受けたのだろうと思う。

 
 スコットランド戦が行わた先週の土曜日。
 用事を済まし、夜11時頃の井の頭線に乗った。
 赤・白のボーダーが入った日本チームのユニフォームを着たカップルの姿を見た。
 横浜スタジアムからの帰りだったのだろう。

 終点の吉祥寺に着いたとき、
 「勝ったんですって?」
 と、そのカップルに尋ねた。

 「そうなんです!」
 と、2人はうれしそうに振り返った。
 「こんな試合をこの目で見られるなんて幸せ」
 と女性は言った。
 
 
 吉祥寺の街で、ラーメンを食べるために「日高屋」に入った。

 若い男性の4人組がチューハイを飲みながら盛り上がっていた。
 「ジャッカルがよ」
 「オフロードパスってのはさ」
 最近使われるようになったラグビー用語がふんだんに飛び交っていた。

 テレビのワイドショーで、どこかのコメンテーターが言っていた。
 「ロシア戦の頃は、にわかラグビーファンが急に増えたのを感じた。しかし今は、にわかラグビー解説者が増えた」

 ほんとうにそのように思う。
 南アフリカ戦まで、あと2日ある。
 日本全国が盛り上がってほしい。
 
 

カテゴリー: コラム&エッセイ   パーマリンク

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